看護師がつらい夜勤を乗り越えるためのポイントは?

看護師にとっての試練とも言えるのが夜勤だ。長い夜の勤務時間を過ごすことそのものが辛いだけでなく、日勤と組み合わされるシフトの影響で心身のバランスを崩すなど、健康状態に影響を及ぼしてしまいかねないのも厄介だ。そんな夜勤を乗り越えるために、いくつかのポイントを踏まえておきたい。

まずは、仮眠時間を有効に活用することだ。夜勤の厄介な点は、生活リズムが崩れてしまうことで疲労が蓄積しやすくなることだ。「休める時にしっかり休める」環境づくりのためにも、勤務中の仮眠時間を有効に使うことが重要になってくる。

そのためにはまず、「仮眠の3時間前に食事をとること」を心がけるべきだろう。仮眠に限らず、就寝前に食事をとってお腹が膨れた状態の場合、どうしても眠りにくくなるものだ。また、夜勤前・夜勤中には消化の良いものを食べるようにするとよい。

それから、夜勤前の「寝だめ」は避けることも大事だ。十分に眠っておけば夜勤のときに眠くならずに済むと思いがちだが、かえって生活のリズムが乱れてしまい、疲労を感じやすくなる、いざ仮眠の時に目が冴えてしまって眠れないといった問題が浮上する。

一方、勤務中に眠くなってしまった場合は、体を動かすのがやはり効果的だろう。また、眠くなったらちょっとした掃除や整理整頓をする、病棟内を見回ってみるといった、眠気覚ましになる仕事を取り入れてみるのもよいだろう。一緒に働いている看護師やスタッフと会話をすることで、眠気を覚ますこともできる。そのため、コミュニケーションを図るのも有効な方法となる。そして夜勤明けはシャワーや入浴で体を温めるとリラックスでき、質のよい睡眠をとれるようになるのでおすすめだ。